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実家のリフォーム・ビフォーアフター[プラン・見積り・費用]

離れて暮らす母の家、実家をリフォームした経験をご紹介します。

限られた帰省のタイミングで、プランをして、見積もりをとり、契約をして・・と、少し大変でしたが、母が満足するリフォームを達成することができました。

夏は涼しく、冬は暖かく。とっても快適でもう、問題なしだわ!

検討されている方には、ぜひおすすめしたいです。

実家の断捨離と、判明した問題点

実家の断捨離

かつては6人が暮らした家もいまでは、母、一人暮らし。

私を含めかつての住人が残した荷物、また、使わなくなったものを断捨離することには成功しました。

数年係の大プロジェクトでしたが、母の協力もあり、スムーズに進みました。

▼詳しくは、こちらの記事で紹介しています。

しかしながら、断捨離後、新たな問題が発覚しました

和風建築の家、、隙間風ピューピュー

実家は築25年になるのだけれど、冬は特に寒く、特に、ダイニング&キッチンの一角にある和室の小上がりの、掘りごたつになっている部分から、隙間風が吹き込んでいました。

造りが少し複雑なため、床に隙間ができているのかもしれない。

和室の小上がり
ダイニングの中にある4.5畳小上がり和室。廊下に面する右側の大きな障子の戸が冬は寒い。

のちにリフォーム業者さんのお話では、築年数が経ち、木が痩せてきたことが原因で、あちらこちから隙間風が吹き込んでいるとのことでした。木造家屋の宿命です。

祖母のこだわりのデザインだったのだけれど、時間が経過し、冬はとても寒い環境で暮らすことになっていました。生前祖母も、家は寒いから、老人ホームが快適だと言っていました。

そこで、リフォームを検討することにしました。

リフォームプラン

老人ホーム費用よりお手頃?

祖母がお世話になっていた老人ホームは、月約20万円かかっていました。その経験から、少しでも長く自宅で快適に過ごすためには、リフォームという選択肢があると思っていました。

さらに母は団塊の世代、老人ホームに入るのも順番待ちになることが容易に想像されます。

歳をとりすぎてからのリフォームも少しリスクがあるように思えて、母が70才の今が、がちょうどよいタイミングかな?と思いました。私が少しお金を負担する計画で、その範囲でリフォームを検討したいと家族に相談してみました。

ワンルームで暮らしたい!

お金のかかる水まわりはそのままで、母の希望のワンルーム生活を叶えるプランを検討してみました。

すると、元祖母の部屋とキッチン&ダイニング・お手洗い・お風呂を廊下でつなぎ、その中で生活を完結させるプランがよさそうだと気がつきました。以前、建築関係の仕事をしていた妹に相談したら、いいんじゃない?と賛成してくれました。

広い家を区切り、和室部分をフローリング化することで、冷暖房効率がアップするし、ヒートショックの心配も軽減されると思いました。

ワンルームは無理だけれど、一部を囲ってその中で生活する、という考え方です。

一階の一部の間取り
リフォームプラン:必要エリアを壁で囲い、フローリングにする

母は、暖かくて日当たりの良い応接間(左下の洋室)にミニキッチンをつけてはどうか?と言っていましたが、水回りをつくるのはお金がかかるし、家一軒に2箇所もキッチンがあっても仕方がない。

また、その部屋からトイレ・お風呂へ行くには、広くて寒い玄関の前の廊下を経由する必要があることから、却下させていただきました。

リフォーム見積もり

間取り図を書いて、見積もりサイトへゴー

ちょうど建築関係の仕事をしている妹が育休中で、頭の中の記憶から、上の間取り図を起こしてくれました。

それに言葉で希望を列挙して、以前、東京のマンションをリフォームしたときにお世話になったリフォーム見積もり比較サイトに、2018年2月、見積もり依頼を出しました。

実家から離れていても、Webサイトから依頼ができるので、とっても便利です。

もちろん、間取り図がなくても、見積もりの依頼は可能です。文字で詳しく希望を列挙しましょう。

田舎だからダメ元で・・と思っていたけれど、3社から現地確認の依頼がありました。

3月末の私の帰省日に合わせ、1日の間に3社の業者さんに時間差で来ていただき、現地確認をしていただきました。

その後、業者さんからの提案を含めた、詳細プランと詳細見積りを経て、5月の連休前には一社に決めました。工事は、少し涼しくなる9月の下旬に3週間の予定で行うことになりました。

最初の想定額より、高い見積もりにはなったけれど、母からの支援も加わり、母の希望をかなえる形にすることにしました。

そして、2017年11月にプランを開始してから、1年以内にリフォームが完成することになりました!

暖かい部屋で今年のお正月が過ごせるなんて、夢のようだわ。

キッチンはそのままで、小上がり和室を撤去し、フローリング化が進みます。

契約は東京で

このようなパターンは少ないと思いますが、契約は、私の住む東京で行いました。

担当の方が東京出張のタイミングがあり、そこで契約を交わしていただきました。

大変助かりました!今ならリモートで説明を受けて、捺印等は郵送で行う、等もできるかもしれませんね。

リフォーム費用

かかった費用は、老人ホームの約2-3年分。約300万円です。

これは高いでしょうか?安いでしょうか?

私たちの判断としては、投資に値する、でした

母は団塊世代で、老人ホームにちゃんと入れるかどうかが微妙なのと、そんな心配をしながら暮らすのも辛いこと。また、今から快適な家で暮らせる母の喜びを思えば、大正解だったと思っています。

まさにプライスレスです★

大満足の住まいをゲット

小さくて快適な間取りを実現

プラスしてお金をかけただけあって、想像以上にいいつくりになりました。母も、初めて自分の部屋らしい部屋ができたと大喜び。大きな一人がけチェアを日当たりの良い窓際に置き、趣味の読書を楽しんでいます。

2面ある窓を二重サッシにしたことで、音に敏感な母が、大雨の雨音を気にしないで安眠できる、とっても静かな部屋になりました。

リフォーム後の洋室の窓
南側の二重サッシは庭が見えるように、隣家のある東側は曇りガラスで見えないように

母と同級生の隣人の方も、いいね!いいね!とおっしゃってくださり、同じ考え方でリフォームをすることが決まったとのことです。

バリアフリーとヒートショック対策

キッチン、お手洗い、お風呂までバリアフリー、そして、引き戸も軽くひけるのにゆっくり閉まる・・まるで老人ホームのような安心・安全仕様の家になりました。

大きな空間を壁で仕切り、廊下にも小さなエアコンをつけたことで、ヒートショックへの対策もできました。リフォーム業者さんや大工さんは、母と同年代の方々が多く、ヒートショックがいちばん大切と、親身になって相談を受けていただきました。

廊下が部屋になる家だと言われたことがあったけれど、本当にそうなりました。

お手洗い・洗面前の2畳くらいのスペース・・以前ここは廊下。エアコンをつけてヒートショック対策をしました。

母の部屋とキッチンの間のスペース
母の部屋とキッチンの間の3.5畳くらいのスペース・・ここも以前は廊下。ここが落ち着く、自分の部屋にしたい、と言う人が続出。のちに、ソーイング部屋になります。

また、リビングと母の部屋には、ガスストーブ用のコックをつけ、エアコンだけでは寒い真冬も、灯油の補充を気にすることなく、過ごせる部屋にしました。

こんな素敵な家に住めるなんて嬉しいわ。認知症にならない限りはずっと住める。冬が来るのも、夏が来るのも、この家で暮らすのが心から楽しみだわ♪

リフォームの限界?課題

1点、周りからの指摘として、引き戸が多すぎるのでは?という点が挙げられました。そこは、限られた予算で、間取りを変えず、壁を仕切っただけの、リフォームの限界だと思いました。

これから本格的に高齢化する母。住んでいくなかで課題があれば、解決していきたいと思います。

小さいスペースになったので、クイックな対応ができると思っています。

もっと歳をとった時には、リビングダイニングにベッドを置くなど、お手洗いへの導線を短くすることも考えています。

以上、リフォームの経験をお伝えしました。少しでも検討をされている場合は、早めに、まずは見積もり依頼からアクションを起こされることをおすすめします

まとめ
  • 老人ホームにかかる金額を試算したらプチリフォームが推進できた
  • 小さなスペースでの生活は、ホテルのようなスッキリ感
  • バリアフリーで老人ホームのように安心・安全に暮らせる