アラフォー、また、40代、50代になって、会社服・通勤服がしっくりこないと、お悩みの方は多いと思います。
会社員経験20年を超える私が、先輩方を見ながら、日々考察してきた”痛いこと”を教訓に、40代になってから、オフィスで着る服を変えました。
また、プチプラを取り入れ、通販での購入をメインにして、制服化を実現し、ミニマルなコーデを実現しています。
この記事では、選び方やコーデなどもまとめて、ご紹介します。
アラフォーの服装は痛い？
これまでの服は似合わない
アラフォーになると、明らかに体型が変わります。全体的にぽっちゃりする人もいるし、細い人だと、骨周りは貧相に、逆に下腹部や上腕はぽっちゃりしたり・・。
上腕については、若い頃から太さが気になっていた方も多いと思いますが、年をとることで筋肉が衰え、そこに影ができ、年齢を醸し出すそうです。
全体的な体型はもちろん、細部の形も変わってきてしまっているから、なんだか服が似合わなくなった、と感じるのです。
芸能人やモデルさんなら許されても、一般の40代以上では、ちょっとこれはNGかな、痛いかな、という服があります。
痛い・NG服の例
そこで、私の会社員生活20年の中で、私なりに考察した、40代・50代に痛い服、NG服の例を挙げます。
若い頃に買った服を、『高かったし、ブランドだからまだ着られる』といって着続けているケースもよくありますが、買ったときとは顔や体型が変わっているので、服も変えたほうがよいと思います。
20代・30代から心配されないように
また、年下を考察すると、20代・30代の子の方が、キャリアに対する思考もしっかりしていて、服装もわりと落ち着いていて、きちっとしているように感じます。
年上女性の方が、あれあれ・・？と思うことがあります。スーツを持っていないという人さえいます・・・来客や外出など、必要なシーンがある方は必ず買いましょう。
おしゃれになる必要はないけれど、どうでもいいわけではない、それがオフィス服です。
選び方のポイント３点
1. 清潔感あふれる爽やかなイメージ
ちょっぴり疲れをかくして、いつもきれいでいるためには、清潔感あふれる着こなしが重要になってきます。
例えばトップスであれば、シャツ・ブラウス・ニット＋ジャケットが基本になります。
カーディガンではなく、ジャケットがポイントです。ノーカラーのソフトジャケットでも構いません。きちんとした印象は、清潔感につながります。
また、シャツ・ブラウスは、白系にするとフレッシュで爽やかな印象になり、清潔感がアップします。
ボトムスは、高見えする生地感で、サイズがぴったりであることが大切です。体への密着具合と丈感、シワには気をつける必要があります。
体型カバーのために、大きめのサイズを着たり、お尻を隠したりする方がいますが、本当にカバーされているか？を他人に見てもらうこともおすすめします。
40代 清潔感のポイント
2. 似合う服できれいに見せる
「骨格診断×パーソナルカラー」のススメ
自分の骨格や肌の色から、自分に似合う形や色を知れば、服を選ぶ上で、とても有利です。
骨格診断の創始者、二神弓子先生の著書で勉強ができます。
また、YouTubeもオススメです。
似合う服を着れば、おしゃれにきれいに見せることができます。また、上品に見せてくれるので、清潔感にもつながります。
3. お気に入りかどうか？
似合う似合わないに加えて、着心地がよいか、使えるかどうか、など、機能面も含めたお気に入かどうか？が重要なポイントになります。
オフィス服なので、”ときめく”が少し難しい場合、「毎日着ても良いと思うくらい気に入っているかどうか？」が基準になると思います。
制服化のメリット
ミニマリストのススメ
会社では、男性はほぼ毎日同じ印象の服を着ていますよね。
オフィス服は、気分によって印象を変えたり、バリエーションを増やす必要はありません。ミニマリストでよいのです。
いつも決まった服を着ることで、クローゼットが整うと同時に、気分も整うと考えています。また、お仕事モードへの切り替えもできます。
また、例えば会社で、年上女性が、いきなり原色のセーターを着てきたら、『なんかあったの？』と気になってしまいますよね。でも、聞きたくない・・みたいな。
制服化することで、このように、同僚に対し、いらぬ心配をかけてしまう状況も避けることができます。
まとめると、制服化するメリットは、下記のようになると思います。
会社に着ていく服を制服化すれば、それ以外は、プライベート服ですから、プライベートは自由に何でも好きな服を着ればよいのです。
お手本になる、スーパーキャリア2名
制服化・ミニマリストでお手本になる、とってもおしゃれな有名人をご紹介します。
1人目は、ココ・シャネル・・たった２着のスーツ
亡くなった時、定宿にしていたホテルの部屋のクローゼットには、２着のシャネル・スーツだけがぶら下がっていた。
というのは有名なお話です。お気に入りの2着をお針子さんに直してもらいながら、着回していたとか。
「CHANEL」を築き上げた伝説のデザイナーが、たった２着だなんて、とても驚きます。間違いなく、仕事の上での制服、スタメンコーデだったんだろうなと想像します。
2人目は、アナ・ウィンター・・たった2足のパンプス
アメリカン・ヴォーグの伝説の編集長。Youtubeもとっても面白いです。
この方をモデルにした映画もあります。
映画「プラダを着た悪魔」は、メリル・ストリープが雰囲気たっぷりな編集長役を演じ、ゴールデングローブ賞 主演女優賞を受賞しました。この編集長が、アナ・ウィンターとされています。
アン・ハサウェイ演じる、新米アシスタントとのやりとりが、ファッション雑誌の世界をとっても面白く表現していました。
以前私が、化粧品ブランドで仕事をしていた頃、クリエイティブディレクターと私たち社員との間には、少し似たような状況があったこともあって、興味深かったです。
アナはいつも同じマノロのベージュの靴を履いているけれど、一足しか持ってないの？
VOGUE UK
という、VOGUE UK の記事はとっても面白いです。
あるひと冬のファッションスナップで、アナは全て同じ靴を履いていたのです。それはベージュのパンプス。
世界一おしゃれな人がこういうことなのです。衝撃でした。
ちなみに、比べものにはならないけれど、私の場合、靴は3足で落ち着いています。
靴を減らすことで、服のコーデを減らすことも可能だと考えています。
私のコーデのご紹介
通勤＆仕事環境・ドレスコード
まず、私の通勤・仕事服のコーデをご紹介する前に、どんな環境で通勤しているか、仕事をしているのか、をお伝えします。
通勤環境：電車通勤
オフィスまでは電車通勤です。
また、自宅から駅までは徒歩約10分。駅までの往復＋会社で、一日7,000歩くらいは自然に歩いています。
仕事環境：内勤＋ごくたまに外出
仕事はデスクワークで、毎日、パソコン作業と会議を繰り返しています。接客はありません。
オフィスは広く、仕事によっては、作業服＋スニーカーの人たちもいます。
ドレスコード：ビジネスカジュアル
会社のドレスコードは、ビジネスカジュアルです。ビジネスカジュアルは、下記のように定義されています。
ビジネスカジュアルとは？
出典：Business Fashion MEN’S
お客様の対応・取引先の訪問をすることを前提としたカジュアルな服装です。
スーツほどキッチリとしていなくても、お客様に清潔感を与えられるスーツに準ずる服装のことを指します。
また、打合せのために外出するときは、スーツを着用すること！決められています。（カスタムオーダーでつくった１着を持っています）
ということで、仕事で接客はありませんが、社内では『ビジネスカジュアル』、外出時は『スーツ』という、わりとかためのルールになっています。
もともとあまり出番がなかったスーツは、コロナ以降、全く使っていません！でも、急に必要なときに困るので、まるで喪服のような感覚で所持しています。
私の服の数・色
服の数：10着、靴3足、バッグ3つ
フランス人は10着しか持たないにならい、基本、10着と決めています。ただし、1年を通して、ではなく、春夏秋冬のシーズンごとに10着です。
そして、靴は3足、バッグは3つと決めています。
色：パーソナルカラーの基本3色＋差し色2色
色は、こちらの２冊の本を参考に決めています。
パーソナルカラー診断で似合う色を知る
自分の肌の色から、似合う色＝パーソナルカラーを診断することができます。私は、イエローベースの深い色合い、秋の色合いが似合う『オータムタイプ』です。
また、この本では同時に骨格診断もできて、私の場合フレーム（骨）がしっかりした、『ナチュラルタイプ』です。ピタッ＆テロッとした服よりも、フレームを生かした、ゆったり＆ざっくりした服が得意です。
色を絞る
上の本で似合う色を知ったら、今度は色の絞り込みです。
”あのXX色のセーターには、あのXX色のパンツしか合わない” ということがないよう、すべての服をスタメンにするためです。
私が決めた、基本の３色と、差し色２色は下記です。
| 基本の３色 | 差し色 | |||
| オフ ホワイト |
ネイビー | ベージュ グレー |
チャコール グレー |
ダーク ブラウン |
本当は、黄みがかったベージュや、カーキなど、パーソナルカラーが『オータムタイプ』の私には、もっと似合う色があるのですが、オフィス服には向かないことが多いのと、あまり売っていないので、グレーを持ってきました。
グレーでも、黄みがかっていたり、ダークだったりすれば、似合う色になります。
ラインナップと 春・夏・秋・冬 コーデ
下記に、季節ごとのコーデをご紹介します。
下記以外に、外出時用のスーツを１着持っています。
また、会社の社内で着用可能な、ブルゾンとスニーカーもあります。
春
春は、ネイビーのジャケットに白・ベージュ系のシャツかブラウスのコーデです。
トレンチが欲しいと思ったこともあったのですが、人とかぶりがちだし、暑がりなので、ジャケットで正解でした。
トップスは白系で揃えるに限ります。清潔感があるし、どんなボトムスにも合うし、万能です。
▼こんな感じのシフォン素材なら、お手入れ簡単！華やかで大人女性にぴったり。
ボトムスや靴も、私の基本の3色の、オフホワイト・ネイビー・グレーベージュで揃えています。
少し寒い日は、冬のボトムスをあわせますが、季節をまたいでも、色が合っているので、コーデに迷いません。
スカーフには、基本色を含め、いろいろな色が入っているので、どんなコーデにも合います。
夏
夏は、半袖ブラウスに、春と同じパンツ３枚と、さらっとした素材のパンツ１枚・スカート１枚を追加して、組み合わせています。
ブラウスはもちろん、乾きやすくお手入れ簡単なとろみ素材のもの。色は、大好きな煉瓦色もプラスしています。
ロングスカートは麻が混じっている少しカジュアルなものなので、ジャケットスタイルには少し合わないため、夏に履きます。旅行先でもブラウスをオフして、活躍させます。
秋
秋の服は、トップスは春とほぼ同じですが、ボトムスに、厚手のパンツや、ブーツ、また小物に薄手のマフラーを取り入れて、防寒対策をしています。
靴下生活なのですが、ハイソックスも取り入れて、足元は徹底的に温めます。
冬
冬はジャケットをコートに変えて、厚手のセーターを追加します。
ボトムスは秋と同じですが、ハイソックスがとっても温かいので、大丈夫です。よほど寒い日のみ、レギンスをプラスするという感じです。
実はコロナ禍以降、テレワークメインになったので、上記の半分になっています。その分、私服が増えました。
どこで買う？おすすめ通販
通販のススメ
お気に入りのブランドを決めたら、通販で買うことをおすすめします。
お店に買いに行くと、どうしても、余計なものを買ってしまうからです。それは、オフィスには少し向かない、お気に入りの服だったりもします。
返品も可能なので、じっくり冷静な目で選んで、もし似合わないとか、やっぱり違うな、という場合は、返品すればよいのです。
40代・50代にばっちり！ブランド
PLST ・・ オフィス服の宝庫
ユニクロ・GUのお姉さんブランドである、PLSTは、オフィスにぴったりな服の宝庫です。
色、形ともに、ベーシックで、でもトレンドで、シワにならない優秀な生地で、きれいに見せてくれる服が必ずあります。
私も、シャツ、ブラウス、パンツ、とPLSTにはとてもお世話になっています。
DoCLASSE（ドゥクラッセ） ・・ 40代以上の強い味方・プチプラ
DoCLASSEは、40代以上をきれいに見せてくれる、なのに、ユニクロ並みのプチプラを実現しているブランド。
私も、パンツやシャツを、オフィス服として愛用しています。
特におすすめなのは、Tシャツ。これは、40代以上には必ずおすすめしたいです。生地が2重になっているから、下着や体型が響きづらく、きれいに見せてくれます。そして安心です。
また、パンツはさまざまな素材のものが揃っていて、サイズも豊富です。実店舗に並んでいるのは少ないので、オンラインショップが便利です。
いつでも何度でも返品OK、だから安心して利用できます。
また、SALEコーナーも常設されていて、いつ見ても楽しいサイトになっています。
セール常設のデパートブランド
高価なデパートブランドも、通販なら、常時セール価格で買えます。下記に、セールが常設されているデパートブランドをご紹介します。
サンエー ・・ナチュラル・可愛らしい系のあなたへ
- NATURAL BEAUTY BASIC、PROPORTION BODY DRESSING、JILL スチュアート 等、サンエーブランド：「SANEI bd ONLINE」
オフィス服にやわらかさを加えたい時、サテン素材やニット素材のトップスやスカートを取り入れるのがおすすめです。セットアップなら、間違いありません。
常設のセールコーナー では、とってもお得に購入することができます。
WORLD（ワールド） ・・ 憧れのクールビューティー
- UNTITLED、INDIVI、OZOC等、ワールドブランド：「ワールド オンラインストア」
オフィスにピッタリな上品な雰囲気をかもす、とっても素敵なブランドたち。だけれど、ちょっぴり高価。そんなデパートブランドも、オンラインならお手頃に購入することができます。
公式サイトワールド オンラインストアには、SALEコーナーが常設されていて、平均30%以上オフの人気アイテムが揃っています。
ディテールにこだわった、デパートブランドでおしゃれを楽しみたいな♥、というときには、必見です！
オンワード ・・ 素敵な大人ブランドもSALE価格で
自由区、23区、組曲、J.PRESS など、ふんわりやわらかい雰囲気と、お仕事にもぴったりなキレイなシルエットで、大人女性に人気のオンワードのブランドたち。
特に大人女性向けに提案された、自由区の服のシルエットは、40代以上をきれいに見せてくれると人気です。
公式サイトの「オンワードのセール」のコーナーでは、セールアイテムが常設されていて、50%オフ以上のお得な価格で、デパートブランドを購入することができます。
定番品の購入におすすめです。
おなじみのプチプラ
ユニクロ・GU ・・ シワにならない素材がポイント
大のお世話になっているブランド、ユニクロ・GU。オフィス向けの提案がたくさんされているなかで、ベーシックな形のパンツが、特におすすめです。私も、秋冬のパンツで愛用しています。
シャツは、とろみ系や形状記憶はおすすめですが、麻はシワがかなり入るので、オフィスには難しいです。
私も、夏の半袖シャツは、GUのとろみシャツを愛用しています。（夏のシャツの写真の真ん中のベージュもの。）990円だったのですが、驚くべき優秀です。
ユニクロ・GUでオフィス服を選ぶポイントは、シワにならない素材であること、だと思います。
以上、オフィス服のご紹介でした。
ご参考いただければと思います。
40代になって、体型はもちろん、着心地やデザインの好みも変わってきたなー
ぴったりした服はきつく感じるし、膝丈スカートも、ちょっと抵抗ある。。
プチプラ服は安っぽく見えないように、素材を選ばなきゃ。