木立ちのほうには、卵みたいなのが葉の裏に産み付けられてる。ちょっと広範囲だから、薬が必要だなぁ。
バラを育てることの大半は、虫との戦いなんじゃないか、と思っています。
若いシュートがのびたとき、かわいいつぼみをつけたとき、そんな過程においても、怖い顔をしてにらみつけている私がいます。。
できれば無農薬で育てたいけれど、なかなか難しいのかもしれません。
そこで、私の虫退治、害虫の駆除、虫よけ対策をご紹介します。
どんな虫がいるの?
うちのバラにつく虫たちです。憎きやつらです。
うちの庭に現れる虫
春先になると現れる虫たちです。夏近くになっても、シュートが伸びたり、つぼみをつけたり、若い芽が育つときに、どこからともなく現れるのです。
アブラムシ
おもに、茎や蕾にたくさんつきます。特に晴れた日は、朝ついていなくても、昼にはついていたり・・いったいぜんたいどこから来たのだろう?というくらい、素早い奴らです。
ハバチ(チュウレンジハバチ)の幼虫
おもに、葉につきます。葉が食べられているな、と思ったら、この幼虫たちがぎっしりついていて、むしゃむしゃと食べています。よく見ると、周りの葉も食べつくされていたりします。
パット見、ハチにも見える1cmくらいの黒い羽を持った、黄色いお腹の虫が、じっと、新芽の葉の上やつぼみの近くに止まっていることがあります。それが成虫で、卵を産み付けているのです。
バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)
つぼみにつきます。つぼみが真っ黒になって、こてっと傾いていたら、バラゾウムシの仕業です。
バラゾウムシは、バラのつぼみの中に卵を産み付けるのです。にくき奴らです。
見回り・チェックが重要
早期発見が第一!
春、シュートがのびたり、蕾や花をつけたり、という季節は、朝でもバンでも、都合の良いときに、必ず一日一度は、チェックすることが必要です。
可能であれば、2度チェックしたほうがよいです。
私はとても小さな庭なので、朝おきて、ざっと見るのに時間はかかりません。朝の明るい日差しの中で、くき、葉やつぼみをじっくりチェックします。
2-3日の放置で、手遅れになる可能性もあり、出かける際にちらっとでもよいので、チェックは必ずされることをおすすめします。
無農薬・オーガニックな虫退治
見回りで虫をみつけたときの、対処方法をご紹介します。
飼い猫も立ち寄る庭にあまり殺虫剤は使いたくないので、なるべくオーガニックにしています。
手で払う・葉をとる
虫を見つけたら、アブラムシやハバチであれば、手で払ったり、ハバチに食べられた葉をとったりします。
まずはそれが第一段階です。
ひどいな、というときは、下記対策を取ります。
オーガニックに!木酢液を使う
木酢液は、殺虫剤としてでなく、栄養剤としての効果もあります。
木材や竹等の植物原料を炭化して木炭や竹炭を製造する際に発生する煙の成分を冷却して得られた燻臭のする水溶液です。植物原料が木材の場合、木酢液と言い、竹の場合、竹酢液といいます。
日本木酢液協会 木酢液・竹酢液Q&A
栄養剤となる濃度で作っておいて、虫をみつけたら、手で払った後、虫をめがけて重点的に散布します。
また、虫がいなくても、3-4日に一度のペースで、全体にかけています。
かけるのは、晴れた朝が一番もつので、効果的です。
▼こういうスプレー容器に、木酢液をうすめておくと、必要なときにさっと使えて、高いところまで散布できるのでおすすめです。
バラ専用の殺虫剤
本来であれば、手で払う+木酢液で対応したいところですが、一日もしくは半日にして、全体的に、アブラムシがついていたり、ハバチの幼虫が葉を食べていたり、他の葉にもハバチが卵を生んでいる危険性があったり、、と、油断ならない状況になるときがあります。
そんなときは、バラ専用の殺虫剤を使っています。
この殺虫剤は、上で紹介した、アブラムシ、ハバチ、バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)に加え、うどんこ病や黒星病などにも効く、頼もしいやつです。
また、予防効果が一ヶ月続くので、頻度は低くてOKなのも、低農薬派としてはうれしいところ。
シュートが伸び始めたり、蕾をつけたりしたタイミングで、虫がたかってきたとき、よほどひどい!と思ったときに使うレベルにしています。
ハーブを植える
即効性はありませんが、恒久的な予防策として、虫除けをしてくれるコンパニオンプランツとして、バラの近くにハーブを植えて育てる対策もあります。
私も種を購入して、そのまま植えられるエコポットに入れて、発芽を待ちました。
しかしながら私の庭は、半日陰なのと、ジメジメしているので、ハーブは合わず、なかなか育ってくれていません。
今度は苗を購入しようかどうか、検討中です。
球根系の花を植える
うちのバラは、根をねずみにかじられるという被害にあいました。
そこで、ねずみが嫌う、球根系の花を植えました。
彼岸花(ヒガンバナ)・リコリス
『バラのネズミ対策には、コンパニオンプランツとして、根元に彼岸花を植えるといい』と、聞きました。
ヒガンバナの球根には毒があり、虫はもちろん、我が家の庭の宿敵ネズミにも効果があるとのことで、母に球根をもらって植えました。こちらは、環境にあっているようで、丈夫に育っています。
ネズミよけだけでなく、虫除けとしても今後期待しています。
マメ知識
彼岸花は英語でリコリスといいますが、リコリス属は種類が多く、ねずみや害虫・害獣にとって美味しいものもあるようです。リコリスティーなどにされる、食用にされるものもあります。
ネズミが嫌う、赤い花の彼岸花をうえましょう。
水仙(スイセン)
水仙の球根にも毒性があり、虫除け・ネズミよけの効果があります。
シーズンになったら球根を手に入れ、植えたいと思います。
虫に強いバラを選ぶ
専門家がおっしゃるには、そもそも虫に強い・虫が付きづらいバラを選ぶことが重要、とのことです。
それは、品種改良されて、育てやすいとされているバラです。
私のようなガーデニング初心者には、必見の情報。
先日、私のバイブル、NHK「趣味の園芸」で紹介されていましたので、下記、備忘録的に記事にしてみました。
ぜひご参考ください。
以上、バラの虫よけ、虫の駆除に関する情報でした。
今の所、上記対策で美しいバラを咲かせることができていますが、また新たな情報があれば、追加をします。
アンジェラにまたアブラムシがついてたよ。最近毎日ついてるの。嫌になるわ。