「ブリットレイルパス(Britrail Pass)」は、イギリスで利用できる鉄道パスで、イギリス国内の列車が、指定の区間・エリア・期間において乗り放題になります。
この記事では、ブリットレイルパスを利用して旅行した私が疑問の声にお答えします。
といった疑問の声にお答えします。
▼まだチケットを購入していない!という方へ
ブリットレイルパスの種類・購入方法については、こちらの記事に詳しく紹介しています。
座席指定・予約の方法
前日までに駅の窓口で予約をします
座席の予約は、イギリス国内の鉄道駅の窓口で、乗車の前日までにおこなう必要があります。
”乗車の前”ではなく、”前日”というのがポイントです。
座席の予約票は印刷されていて、始発駅を発車する時点であらかじめ座席に差し込まれています。
よって、準備に時間がかかるのだと思われます。
座席の予約票はこんな感じです
予約された座席には、予約されていることがわかるように表示されています。
左の紙バージョンは、実際に私が、エジンバラ・ヘイマーケット(Edinburgh Haymarket)〜オクセンホルム(Oxenholm Lake District)まで乗車した時のものです。
お金はかかるの?
座席指定予約にお金はかかりません。無料です。
駅員さんから、はいよっと、上記写真にある予約のチケット(SEAT RESERVATION)を渡されます。
座席指定・予約はすべき?
私の乗車期間・時間の混雑状況レポート
予約が必要かどうか、すべきかどうか、について私の答えは下記です。
落ち着いて移動したい場合はベターです、マストではありません。
ただし、ピークタイム(通勤時間帯や土日・祝日)等に移動するとき、特に1−2人席に座りたい場合は、予約をしてください。
私は最初に乗った一区間だけ、座席指定予約をしました。
結果的には不要だったかもしれないけれど、した方が気持ち的には安心だったというのが、旅が終わった後の率直な感想です。
向かい合わせの4人席の設定が多いので、特に、1人旅や2人旅で、落ち着いて移動したい場合は座席を指定するのがベターかと思います。
下記、3dayパスで計5回乗車した私の旅の記録をご紹介します。
私の乗車区間の混雑状況(6月後半、1等車に乗車)
- 1day(平日朝):エジンバラ・ヘイマーケット(Edinburgh Haymarket)〜オクセンホルム(Oxenholm Lake District)
初日だったこともあり、結果的には、唯一予約した区間です。座席には予約票がたくさん差し込まれていましたが、この区間で乗る人はほとんどおらずガラガラでした。
オクセンホルムはレイクディストリクト(湖水地方)の玄関口の駅。
この駅でピックアップしてもらって、”ピーターラビットツアー”に参加し、レイクディストリクトのB&Bで2泊しました〜夢のような時間でした♪
湖水地方からの帰りは、市バスとローカル電車を乗り継ぎ、レイクディストリクトまで戻りました。
大好きなビアトリクス・ポターのお家もコースに含まれた、”ピーターラビットツアー”でお世話になった旅行会社はマウンテンゴートツアーズ。2種類のツアーに参加して、湖水地方を堪能しました!
日本人スタッフの方もいらっしゃいましたが、英語ガイドになります。
ロンドン発着の日帰りツアーもありますので、自力で行くのは難しい!という方におすすめです。
参考サイト:【ロンドン発着】湖水地方の日帰り列車ツアー、ウィンダミア湖のクルーズとアフタヌーン ティー付き(Expedia)
ツアーの情報は、観光プランを計画するヒントにもなるので、ぜひ、チェックしてみてください!
なお、帰りは、湖水地方の最寄駅ウィンダミア(Windermere)からオクセンホルムまで、普通電車で戻りました。
- 2dayその①(平日午前中):オクセンホルム(Oxenholm Lake District)〜Wigan North Western(リバプールまでの途中駅)
10時頃に乗車しましたが、会社員風の人々で車内は大混雑でした。
パソコンでお仕事中の女性に荷物をどけてもらい、ギリギリ席を確保しました。Wigan North Westernからリバプールまでは、ローカル電車に乗車。地元の元気な高校生たちと一緒でした。
リバプールは、旅行会社の日本人スタッフの方から「サクッと寄るならベストですよ」とおすすめしていただき突然決めた行き先でした。
実はポールの来日コンサートに行くくらい、ビートルズ大好きなので、楽しみすぎて時間がなくなりました。最初から計画しておくべきだったかも。
- 2dayその②(平日夕方):リバプール(Liverpool Lime Street station)〜ロンドン(Euston)
始発のLiverpool Lime Street 駅から終点のロンドン(Euston)までガラガラでした。
- 3dayその①(土曜朝):ロンドン パディントン(Paddington)〜オックスフォード(Oxford)
パディントン駅 は始発だけれど、土曜なのでローカルの観光客が多かったです。私は、早めに行って席を確保しました。いくつか予約票もささっていて、満席でした。
オックスフォードは半日ちょっとで十分楽しめました。到着日や帰る日に、ロンドンからにさくっと寄るのにオススメです。
観光は、オックスフォード乗り降り自由のバス ツアーを利用して、日本語ガイドで楽しめました。広大な大学の周りをぐるっと走りながら、オススメスポットを回ってくれるので、とても便利です。
参考サイト:オックスフォード乗り降り自由のバス ツアー(Expedia)
バスの中から美味しそうなサンドイッチのお店を見つけて、楽しくランチもできました。
- 3dayその②(土曜夕方):ロンドン パディントン(Paddington)〜ヒースロー空港(Heathrow)
パディントン駅 は始発で、ヒースロー空港行きの空港線は本数も多いため、ガラガラでした。予約は不要かと思います。
オックスフォードとヒースロー空港は、同じ方向にあるけれど、その間はバス移動しかなく、時間がかかりそうだったので、パディントンに戻るプランにしました。
パディントン駅に荷物も預けられたし、結果、とっても効率的でした。
▼ヒースロー空港とイギリス市内の往復はこちらに詳しく書いています
座席指定をしていない場合、どうやって席を確保するの?
座席指定をしていない場合は、予約票が差し込まれていない座席に座ります。
もしくは、予約票が差し込まれていても、そこに記されている乗車区間が、自分の乗車区間と重複していなければ、その席に座ることができます。
座席のクラス:1等と2等の違いは?
2等でも十分、1等だと快適さが増します
1等車では、座席が広く、席の配置にゆとりがあり、ゆったり過ごすことができます。日本の新幹線のグリーン車のようで、小柄な私にとってはもったいないです。
また、ドリンクや軽食、列車によっては食事の無料サービスがあります。
快適ですが私のようなサラリーマン旅行者にとっては十二分で、贅沢でした。2等でも十分だと思います。
1等車でサーブされるドリンクと軽食
1等車では、飲み物と軽食のサービスがありました。
軽食やフルーツが入ったバスケットを持った車掌さんが、席まできてくれて、その中から好きなものを好きなだけとります。そして、同時に、ドリンクのオーダーを取ってくれます。
荷物を持って乗り込んだ車内でほっと一息つくことができるので、うれしかったです。高い料金を払うというのは、こういうことなんだな。
列車によっては、食事のメニューが置いてあることもありました。オーダーすれば持ってきてくれるのかもしれません。
ロンドン〜ヒースロー間は、お水のペットボトルは自由にとることができましたが、軽食のサーブはありませんでした。車掌さんに言えばもらえたかもしれませんが。
電源もありました:PC・スマホの充電が可能です
これはうれしいサービス。このように電源があり、思う存分、スマホやPCの充電が可能です。(逆にそれ以外はNGなのかな?)
まとめ
- 座席指定は前日までに駅の窓口で行う必要がある(無料)
- 混んでいる路線と混んでいない路線に差があり・・4人席が多いので、少人数で落ち着いて移動したい場合は、事前の座席指定がベター(特にピークタイム)
- 1等席は飲み物と軽食・電源付き、座席もゆったり
- 新幹線で例えると、2等車は普通車両、1等車はグリーン車
ブリットレイルパスを買ったけれど、座席指定は事前にできるのかな?
一等車と二等車はどのような違いがあるのかな?
一等車ではどんなサービスがあるのかな?