ショートトリップの週末。お正月明け、1月下旬の土日に旅をしました。
今回は、豊かな食材、美しい自然に触れられる、小さい頃から私が大好きな場所に、旦那さんを連れてきました。
また、初詣も兼ねています。
いつでも連れていくと言っておきながら、10年以上放置していたため、珍しくリクエストがあり急に決まった週末旅行です。
10:00 頃品川から新幹線で名古屋へ。名古屋からは、近鉄特急で三重県の鳥羽へ移動します。
少し足を伸ばせば、週末だけでも十分に楽しめる旅行ができます。
週末リフレッシュ旅行のススメです。
まずは駅弁
鉄道旅行に駅弁はマスト!
新幹線や鉄道で旅行をするときは、必ずランチタイムに合わせて乗車するプランにしています。そして必ず、乗車前に美味しいお弁当を買い、車中での食事を楽しんでいます。
今回、楽しみにしていたのは、「天むす」。
新幹線から名古屋で降り、近鉄名古屋駅の改札に入る前にある、「元祖天むす千寿 近鉄名古屋駅改札横 売店」で天むすを買って、近鉄特急に乗り込みました。
参考リンク:元祖天むす千寿 近鉄名古屋駅改札横 売店近鉄特急の座席は予約がベター
ちなみに近鉄特急は、インターネットで座席予約ができるので、あらかじめ予約をしておきました。満席だったので、大正解でした。
参考リンク:近鉄特急 インターネット座席予約期待以上の「元祖天むす千寿」
名古屋発祥のイメージが強いけれど、実は三重県発祥の「天むす」。
お母さんやお婆ちゃんに握ってもらったような、ほっこりできるかわいらしい天むすです。こじんまりした大きさで、とても食べやすかったです。
お味は、お米の一粒一粒がしっかりしていて、ちょうど良い塩味が効いていて、海老天との相性がベストマッチ。
ぺろっと5つ、いただいてしまいました。
ちなみに旦那さんは、「松阪牛めし」を選びました。
食材の宝庫、三重の駅弁はほんとに豪華です。
まるで海のように広い川幅の、木曽三川の景色を特急列車から楽しみながら、駅弁を堪能しました。
1日目:鳥羽の離島へ
市営の定期船にお邪魔して答志島へGo!
今回の一番の目的地は伊勢神宮ですが、それは日曜日に行くことにして、土曜日は鳥羽に行きました。遊覧船に乗ることを計画していたけれど、なんと休業中でした。
調べてみると、住民の方が利用される市営の定期船があったので、それに乗って離島に行くことにしました。
近鉄鳥羽駅から徒歩10分程度で、定期船乗り場へ。
そこから「答志島」行き(13:20)に乗船し、「和具」で下車。40-50分ほど散歩をして、「佐田浜」(鳥羽)行き(14:28)で戻ってくるプランにしました。
参考リンク:伊勢志摩観光ナビ 答志島
大きく期待以上!・・のどかで美しい島
答志島に到着!港には漁船や作業小屋が並んでいます。
少しだけお土産屋さんもありますが、地元の生活が魅力的。お邪魔します。
鳥羽駅の観光案内所でもらった地図を横目で見ながら、集落に入りました。
集落は車が通れない細い路地が張り巡らされていて、歩いていると、どこに迷い込んでしまったのだろう?と一瞬不安になりました。でも、どの道からもすぐに港に出られることがわかり、安心して散策できました。
集落も景色も素敵!
こんなところで住めたらいいな〜、と心から思える島です。
島民の方々が素敵!・・ノスタルジック
景色だけでなく、島に住んでいる方々がとても印象に残りました。
挨拶をしてくれる子供達。海辺のベンチで日向ぼっこをしてるお爺さん達、集落の中にある池のほとりで座談会をしているお婆さん達…普通と言えば普通なんだけれど、なにかが違う。
懐かしいようで、初体験。別次元の世界に来たよう。。
でも同時に、ここに住むということは、今の生活とは全く違うことになるのだな、とも思いました。
(真っ先に思ったのは、気軽に通販で買い物ができないなということ!)
たった数十分でいろいろな体験ができました。
遊覧船がお休みのおかげて素敵な出会いができました。ありがとう♪
伊勢志摩観光の宿はここ!
お気に入りの鳥羽の宿に宿泊
宿泊は、鳥羽の石鏡(いじか)というエリアにある、大のお気に入りの宿『いじか荘』に決めていました。鳥羽に降り立った理由は、これが大きいです。
最初に泊まったのは、20年近く前。それから何回かお世話になっています。ほんとは教えたくないけど!!
参考リンク:燈台 岬のリゾート ホテルいじか荘全室オーシャンビュー。ホテルの建物の下の方には海女小屋も見えるのです。
海女小屋へは、急な坂を降りますが、もちろん毎回、近くまで散歩します。
道中には牡蠣小屋がたくさん
ホテルいじか荘に宿泊する際は、鳥羽駅往復の送迎をお願いすることができます。
鳥羽の街をあとにして、石鏡方面に向かう途中には、たくさんの牡蠣小屋があり、三重のブランドでもある、『浦村かき』を楽しむことができます。
シーズンは、秋から冬。ちょうどぴったりだったのですが、宿の美味しいご飯が待っているので、諦めました。
車でいらっしゃる方は、ランチなどによいと思います。
超ゴージャスな海の幸・磯を満喫の朝ご飯
いつもはしっかり食べないので、食べられるかどうかちょっと不安だった朝ご飯。
『いじか荘』は、夜ご飯も海の幸を満喫できる素晴らしいものなのですが、翌朝の朝ごはんの磯メシが名物なのです。
ひじき・貝・ウニなどが豪華に混ざり、まるで宝石箱や〜・・・なんと、3杯もおかわりしてしまいました!
そしてお椀は、伊勢エビのお頭つきお味噌汁。昨晩、お刺身を楽しんだものです。
パワーチャージは十二分です。
2日目:雨の伊勢神宮
週末ショートトリップ 2日目。
今日はメインイベントの伊勢神宮参拝です。
昨日とはうってかわって雨予報。
しかも予想より早く強く・・出かける前からあいにくの大雨状態でした。
雨対応で大正解のコーデ
コロンビア(Columbia) で買った、ポケッタブルな上着とスニーカーは防水加工がされているので、特にこの旅において、大活躍しました。
気温も5℃前後とかなり寒かったのですが、雨風を通さないので暖かかったです。この中にユニクロのタートルネックセーターと、さらに、モンベルのダウンを重ねて着ました。
”防水加工””ポケッタブル” は旅のマストアイテムです。一つあると重宝します。
ちなみにこちらは、初夏のイギリス旅行にも持参しました。
まずは外宮から参拝
「お伊勢まいりは、外宮から」の教えに習い、外宮から参拝します。
近鉄伊勢市駅を出るとすぐに大きな鳥居があって、参道が始まります。
お土産屋さんを横目にみて歩きながら、外宮の入り口には徒歩7-8分で到着。
内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されている
豊受大神宮(外宮)
次に本丸、内宮へ
外宮から市営バスに乗り込みました。さすが週末ですね。雨で寒い日なのに、バスは満員でした。
内宮へは、15分ほどで到着します。
皇室の御祖先であり、我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしている
皇大神宮(内宮)
とにかく日本一神聖な場所です。
雨で人出は少ないというお話だったけれど、こんな感じの賑わいです。
私達もそうなのですが、初詣の方たちだと思います。2月4日の立春の前までに初詣を済ませたい方が集まった週末でした。
潔くシンプルな佇まいに感動
私が今回感じたのは、とてもシンプルだな、ということです。
あふれる緑、大きな樹木、川のせせらぎせ、総木造りの建物、自然への崇拝、人々の祈り・・・そこに余計なものはありません。
だから自分の気持ちもシンプルに。自分という存在に向き合えて、癒され、すがすがしい気持ちになれるのかなと思います。
なんとも清らかなみすず川の流れは、見ていて飽きませんでした。
昔の参拝者に思いを馳せる・・おはらい町・おかげ横丁へ
参拝のあとは、街歩きへ。
まるで自分が、遠い昔の旅人になったような感覚になれる面白い場所。
伊勢神宮の内宮にある、赤福「内宮前支店」で、冬季限定販売の、『赤福ぜんざい』をいただき、ほっこり。
1月の寒い日、まるで時代劇の中にいるかのような、昔ながらの座席に腰掛けて、温かいぜんざいをいただきました。何代か前の先祖もこんな風に楽しんだのかな、などと思いを馳せながら・・。
心身ともに癒される最高の一杯でした。
冬の間の期間限定ですが、夏には別の店舗で、”冷やしぜんざい” が提供されているそう。
ぜひ、伊勢参りの後に、味わっていただきたいです。
参考:伊勢名物 赤福 「赤福ぜんざい」(店舗限定・冬季限定)
その後、寒い雨でまた冷えてしまったので、猫ちゃんのいるカフェへ。
サイフォンで淹れたとっても美味しいコーヒーをいただきました。家でお留守番している猫に思いを馳せながら。。
週末に旅行なんて疲れるかも。。と少し心配していたけれど、想像以上に疲労感もなく、むしろ充実感にあふれリフレッシュされました。
また、たった一泊二日なのに、ギュッと凝縮されて、とっても思い出になる旅になりました。
一泊二日であれば、猫が一人でもお留守番できるため、とても気楽にいけました。(二泊三日以上のときはペットシッターさんにお願いしています。)
年に何回か、計画してみたいな、と思いました。
以上、週末旅行のおすすめ -鳥羽・伊勢バージョン- でした!
まとめ
- 東京から鳥羽・伊勢神宮への旅は、土日で十分に楽しめる
- 定期船で鳥羽の離島に渡れば、素敵な風景・人々に出会える
- 宿泊は海の幸が楽しめる宿がおすすめ