このブログのタイトル、『BeanPress(豆通信)』は、豆が大好きでつけた名前です。
豆乳、豆腐、厚揚げ、などの大豆製品全般、ピーナッツ、あんこ、ひよこ豆、レンズ豆、黒豆せんべい・・豆とつくものは何でも大好き。必ず冷蔵庫に常備していて、もちろん、毎日食べています。
先日初めて、『鞍掛豆の浸し豆(くらかけ豆のひたし豆)』というものを作ってみました。
従来の煮豆のイメージをくつがえし、コリコリ食感で、枝豆のようにさっぱりとした風味でとっても美味しかったので、ぜひご紹介したいと思います。
鞍掛豆との出会い
長野のアンテナショップで一目惚れ!
昨年末、お正月に楽しむために、銀座にある長野のアンテナショップ「銀座NAGANO」まで、市田柿(干し柿)を買いに行きました。私にとって干し柿は贅沢品、せっかくだからスペシャルな逸品を手に入れたかったのです。
ショップには、「生そば」や「おやき」を初め、長野を産地とする美味しいものがたくさん売っていました。
参考サイト:NAGANOマルシェ
イートインコーナーでソフトクリームもいただいて、気持ちが盛り上がり、普段は買い物嫌いな私だけど、買い物熱に火がつきました!もう止まらない。持てるだけ買って帰ろう。
そこで、緑と黒のツートンカラーが可愛いやつ『鞍掛豆』に出会ったのです。
一目惚れでした。
産地と由来
産地は長野の戸隠
JA長野のサイトに紹介がありました。
長野市戸隠に昔から伝わるなつかしい味の「鞍掛豆」
JA長野県 長野県のおいしい食べ方
戸隠といえば、かの有名な戸隠神社があるエリアです。霊山・戸隠山の麓にある、荘厳な雰囲気の歴史あるとっても大きな神社。一度行きましたが、参道をすごく歩いたのを覚えています。。
私の旦那さんは長野市出身なのですが、この豆は見たことも食べたこともないとのことでした。。
名前の由来はその見た目
「鞍掛豆」は、青大豆の一種。名前の由来は、真ん中が黒くなっている模様が、馬に鞍をかけたように見えることから。生産量が少なく、とても珍しい品種です。栄養価も高く、大豆より脂肪は少なく、食物繊維はたっぷりでベータカロチンも多く含む、とても優秀な食材。塩茹でにして食べるのが一番簡単でおいしい食べ方です。
JA長野県 長野県のおいしい食べ方
パンダみたいなブチにも見える、キュートな見た目は、馬に鞍をかけた、と例えられたんですね。
見た目のインパクトに劣らず、食材としても優秀なことが分かり、豆好きとしてはこの出会いに感謝するばかりです。
岐阜の物産店にもこの子はいました
その後、地元の岐阜に帰った時、近くの物産店に並んでいるこの子を見つけました。
長野県の南部、私の生まれ・育った場所に近いところでも栽培・生産されていることがわかりました。
我々夫婦のこんなに近くにいたなんて!少し運命的な出会いも感じました。
通販での入手方法
私は物産ショップで2度も出会ったけれど、住んでいる地域によっては、出会うのが難しいこともあると思います。
このお豆さんは豆好きの方にはぜひ試していただきたく、通販での入手をオススメします。
乾物屋さんで買える
「長野県産 鞍掛豆」で検索をすれば、通販サイトでたくさんヒットします。簡単に手に入れることができます。
レシピ
ショップでいただいたレシピでお料理
お豆の隣にプリントして置いてあったレシピを持ち帰り、このまま料理をしてみました。
鞍掛豆の浸し豆
健康通販ドットコム
①鞍掛豆 100g を2回ほど水で揺るいでよく洗い、600cc の水に浸けて、一晩水を吸わせる。
② ①をそのまま火にかけ、塩小さじ1を加え、沸騰したら弱火で30分程度茹でる。
point : 豆がゆで汁から顔を出さないように注意する。
③適度な硬さに茹で上がったら、酒、みりん、薄口醤油 それぞれ大さじ1を加え、1〜2分煮て、火を止める。
④そのまま自然に冷まして、塩を染み込ませる。
⑤器に盛り付け、お好みで大根おろしをのせたら出来上がり!
一晩水に吸わせる、とあったけれど、そこまで準備よく進めることは難しく、土曜日の朝から水を吸わせて、夕方、料理を開始しました。
浸し豆、とはこういうことか、と納得するレシピ!でも、こんな方法で、お豆に味が染み込むのだろうか?と半信半疑だったのですが。。
▼煮豆には、ル・クルーゼのお鍋を愛用しています。公式サイトなら、会員価格で購入できます。参考:公式ならではの限定品も!ル・クルーゼ公式オンラインショップ
大好評!コリコリ&さっぱり
煮終わって、小一時間昼寝をして起きると、浸し汁はすっかり冷えて、お料理が完成していました。
3分茹でた、少し浅茹での枝豆みたいな硬さだけれど・・と旦那さんに出してみると
「うまい!うまい!」
と、すごくすごく喜ばれました。
そこまで・・?と思ったけれど、喜んでもらったのでよかったです。地元の豆なのに、これまで出会えなかったのが少し残念だけれど、知らないままよりはよかったと思いました。
浸した後も、相変わらずツートンカラーの可愛い子です。
旦那さんは、黒酢を少し垂らして食べるのが、お好みとのこと。
コリコリ食感・枝豆に似たほんのりとした甘みと塩味、にお酢のさっぱり・スッキリ風味が加わり、止まらないらしい。
翌日には売り切れていました。
ご飯のお供はもちろん、おやつやおつまみに
ご飯と混ぜれば豆ごはんに
今回はすぐ売り切れてしまったので、試すことができなかったけれど、浸し豆を水切りしてご飯に混ぜれば、おいしい豆ご飯ができると思います。
ほんのり塩味が効いているので、とっても合うと思います。
次はぜひやってみたいです。
体にいいおやつとしてまめに作りたい!
この上なく安心・安全な食材だし、少し水に浸す時間はかかるけれど、お料理自体はとっても簡単な、「浸し豆」。
よくある甘い煮豆とは全く違う、新鮮な煮豆です。
スナック感覚で食べられるし、お酒にも合って好評だったのでまめに作りたいな、と思います。豆料理だけに。
もし豆好きの方で、まだご存知ないとか、試していないという方がいたら、ぜひオススメしたいです。
まとめ
- 身近であるはずの地元の食材でも知らないものがある
- 豆好きな私の夫も、相当な豆好きだった
- 豆だけに、まめに作りたい!
なにこれ可愛い豆!見逃すわけに行かないわ!!