私は1年で1番日の長い、夏至を挟んでヨーロッパに旅行するのを楽しみにしています。
ヨーロッパのおしゃれな街並みにに対して、どんな服装で行けばいいのか、悩ましくなりますよね。あまりに日本人ぽい服装で目立ってしまうのもいやだし。
特に、パリなどおしゃれな街に行く時は、尚更です。
私は服をたくさん持つのが好きではないので、いつも、少ないアイテムでのコーディネートを考えています。自ずとベーシックなラインナップになります。
少ない服を着回す、そんな1週間のコーディネートをご紹介します。
旅のスペック
季節と日程・行き先
旅の季節は6月中旬。夏至を挟んでの旅行です。
行き先は、ポルトガルのリスボンに4泊した後、パリに3泊します。
基本的には都心での街歩きです。
最新の天気予報では、最高気温が23〜30℃、最低気温が14〜17℃。
日本よりは少し涼しいですが、寒暖差と強い日差しを考慮したコーデを考えました。
バッグはスーツケース(50L・Mサイズ)
バックパックの旅行も大好きなのですが、今回は、友人と一緒に行くゆっくりとした旅行です。お土産もたくさん買うでしょう。
そこで、荷物は、スーツケース(50L)に入れていきます。
服が少ないと片側のさらに半分、スーツケースの4分の1に余裕でおさまります。
全アイテム(プラン)
機内コーデ
機内コーデはとにかく”楽”を重視します。足元は靴下とスニーカーです。
少しリラックスしたスタイルですが、色がベーシックなので、街歩きにも使えると思っています。また洗ったらすぐ乾く素材の服たちなので、汚れても安心です。
機内では、足元が冷えるので必ずパンツにしています。スカートの場合はレギンスを重ねます。
さらなる機内用の防寒グッズとして、血管を締め付けないゆったり靴下と、モンベルのポケッタブルパーカ(アウター・上着としてご紹介)を持参します。
冷え防止とむくみ防止を兼ねた、スリムウォークを履くのもおすすめです。
街歩きコーデ
アウター・上着
左から
・U.L.ストレッチウインド パーカ(mont-bell/モンベル)
・WIC.ボーダーロングスリーブT(mont-bell/モンベル)
・リネンカーディガン(JOURNAL STANDARD/ジャーナルスタンダード)
モンベルの「U.L.ストレッチウインド パーカ」は旅の必須アイテム。雨よけ・風よけとして使用。ポケッタブルなのでお出かけバッグに忍ばせています。
「ボーダーロングスリーブT」は、吸水性・通気性に優れたウィックロンという優秀な素材でできていて、35分で乾きます。本当に驚きです。
見た目的に街歩きにも問題ないし、東京の普段の生活ではもちろん、旅の必需品になっています。
モンベルは旅に欠かせない服をたくさん提供してくれます。
参考リンク:モンベルのクロージング(公式サイト)
トップス
左から
・レーヨンスタンドカラーブラウス(7分袖)(UNIQLO/ユニクロ)
・マンハッタンスリムスマートリネン / イージーケア シャツ(鎌倉シャツ)
・カットソー(Theory/セオリー)
会社服と兼用なので、旅気分が少し減ってしまう感じはあるのだけれど、合わせやすいので、やっぱりトップスは白に限ります。(白しか持ってないし。)
真ん中の鎌倉シャツはシワになりにくいリネンシャツ。今年買って、大のお気に入りになりました。会社に行くときもアイロンをかけずに着て行っています。洗濯して干すときに、少し形を整えています。”TRAVELER” マークがついていて、イージーケアで旅行にぴったりのアイテムです。
一番右はとろみ素材のセオリーのカットソー。これまでも何度も旅行に連れて行きました。数年前、スーツを購入したときにインナーとして合わせ買いしたもの。素材は、トリアセテート65%、ポリエステル35%です。
かなり高価だったので、しばらくはもったいなくて特別なときしか着ることができなかったけれど、最近はTシャツ感覚でヘビーローテしています。着心地は、最高レベル!!何も着ていないような軽さ、そして、着ていてとても気持ちが良いです。
いずれも一晩で乾き、シワにならない、優秀なトップスたちです。
ボトムス
左から
・綿麻クロップドパンツ(UNITED ARROWS/ユナイティッドアローズ)
・リネンロングスカート(Mila Owen/ミラ・オーウェン)
・SUMMER GATHER WIDE CROPPED(DANSKIN/ダンスキン)
さらっと快適で乾きやすい、リネン混アイテムを選んでいますが、シワになりやすいです。。
左の「クロップドパンツ」と真ん中の「リネンロングスカート」は会社服用のボトムス4アイテムのうちの2つ。スカートは100%リネン素材です。ミラ・オーウェンはロングスカートの取り扱いが多くて、最近、お気に入りのブランドの1つです。
参考リンク:USAGI ONLINE 「ミラ・オーウェン」公式サイト
一番右のワイドパンツは、大好きなヨガブランド「DANSKIN」のリネン混の街歩きパンツです。たっぷりギャザーがよったかなり幅広のシルエット。ヨガの行き帰りに、また、旅に活躍すると考え、今年、購入しました。
小物
左から
・コットンメッシュベルト(J.Crew/ジェイクルー)
・ストール(TOPKAPI/トプカピ)
・折りたたみ麦わら風帽子(odds/オッズ)
・ル プリアージュ ネオ(LONGCHAMP/ロンシャン)
ストールと帽子は、恵比寿アトレのセレクトショップで購入。帽子はつばの先にぐるっとソフト針金のようなものが入っていて、形を自在に変えられます。
パリなので、麦わら風帽子はどうかな・・と思ったけれど、ヨーロッパの夏の日差しは容赦ないので、構わずかぶりたいと思います。
靴
左から
・キャンバススニーカー ジャックパーセル(CONVERSE/コンバース)
・ポケッタブル バレーシューズ(ButterflyTwists/バタフライツイスト)
ジャックパーセルは何度もリピートしている定番。大人のカジュアルスタイルにぴったりなシンプルデザインです。
イギリス・ロンドンのブランド バタフライツイスト の靴は、ポケッタブルなのに、きちんと感があり、とっても歩きやいので、旅行には欠かせません。
可愛いデザインがたくさんあって、集めたくなります。
イギリスに旅行したときは、母と妹にお土産として購入しました。
車の中に置いておけば、ドライブシューズとしても活躍するよ!
実際のコーデ(帰宅後追記)
機内コーデ
今回のフライトは、成田〜ブリュッセル。ブリュッセル〜リスボンの10時間以上の長旅。
長い機内で過ごす服装は、とにかく楽で、私の骨格スタイル「ナチュラル」に合う、骨組みを隠すゆったりコーデ。
こうやって並べて見ると、腰に巻いた時が、一番スタイルアップしているかもしれません。
東京は、23℃でした。暑がりな私は、カーディガンを羽織ることができず、一番左のスタイルで駅まで移動。成田エクスプレスの中で、カーディガンを羽織りました。
機内では、予定通り、準備していたゆったり靴下と、モンベルのポケッタブルパーカを着用しました。やっぱり夏の旅行であっても、機内では足元が冷えるので、スカートではなくパンツにしたのは正解でした。また、ゆったり厚めの膝下も正解でした。
街歩きコーデ
意識して全身写真をとらなかったので、ありあわせの写真ですが、下記の3コーデで、モンベルのポケッタブルパーカ以外の、3種類のトップス+上着(一番右/モンベルのT)および、3種類のボトムス全てを着用していました!
まさに着回し。
どのトップスとボトムス、靴や小物を合わせても合うようにしているので、コーディネートは楽々です。
真ん中のユニクロのブラウスは、リスボンのホテルで手洗いをしました。
また、リスボンで4泊したのち、移動したパリで、初日にスカートやシャツをコインランドリーで洗濯しました。
小物
日が長いので夜は暖かいですが、朝、冷えることが多かったです。
朝ごはんは基本的にカフェにいきましたが、その際、ストールは必須アイテムでした。
また、リスボンから電車に乗って行った、ユーラシア大陸最西端の地「ロカ岬」では、とても風が強くて、モンベルのウィンドブレーカーも大活躍しました。
ウィンドブレーカーは、急に風が強くなったり、雨が降ったり、また機内や長距離列車の中などでエアコンが効きすぎていたり、、という時にさっと羽織るととても暖かいので手放せません。ポケッタブルなので、常にバッグに忍ばせていました。
また、写真には写っていませんが、ヨーロッパの夏の旅行には、サングラスが必須です。特にポルトガルでは、全く目が開けられませんでした!
全てのアイテムがスタメン・フル活用しました
今回持っていた服・小物は、全てがスタメンで、無駄なものは何一つありませんでした。
春夏秋の過ごしやすい季節であれば、このラインナップで十分行けると思います。
コーディネート、洗濯の回数を加味した時、これが私のミニマルスタイルです。
初夏の永遠&無限コーデの完成
着回し無限・・ミニマリストのワードローブ
去年、イタリア・ギリシャで2週間のクルーズ旅行をした時も、これと同じアイテム数の服+ディナー用のワンピース・パンプスで行きましたが、全く困りませんでした。
つまり、これらのアイテムで、永遠のコーデが完成します。
家ではもっと多くの服で着回しをしていますが、基本、これだけあれば、気温が変わらない限り、永遠に・無限に着回せると思います。
ミニマリストのワードローブとは、こういう感じかな、と思います。
マメに洗濯・シワ取りスプレーでケア
ニットやTシャツなど、重くてかさばるアイテムは避け、ポリエステルやリネンなどの軽量で乾きやすいアイテムに厳選しています。
軽量というだけでなく、乾きやすのが一番のポイント。夜お風呂場で洗濯をして水分をよく取り、乾燥したホテルの部屋に吊るしておけば、翌朝には乾いています。
また、急な雨などで服が濡れてしまった時も、乾きやすい素材であれば、夜までジメジメということは避けられますね。
1−2週間の旅行であれば、ボトムスやアウターは洗濯しないで、シワ取りスプレーでケアしながら着回します。クルージング旅行の場合は、アイロンの持ち込みもNGなので、シワ取りスプレーは必須アイテムです。
服が少ないと、あっという間に決まります
そもそも手持ちの服が少ないため、今回の旅のワードローブも、15分ほどであっという間に決まりました。
もし、気温がもっと低ければ、紺のジャケットを加えたり、パンツを厚手のものにしたり、スニーカーを冬仕様のハイカットタイプに変える予定でした。
基本は、新たなアイテムを買わないで、手持ちのもので、全て揃えたほうが良いと思います。旅行用に服を買うのは、その時だけの用途に限られがちなので、とてももったいないと思います。
パリで気をつけるファッション
You Tube でのマダムの教え
パリに行くのは20年ぶりだし、前回は晩秋でした。
今回は、少し暑いし、20年前より、普段着がカジュアルになってきているので、少し気になりYou Tube をチェックしてみました。
eブックス「How TO BE CHIC & ELEGANT」の著者である、フランスの作家 MARIE-ANNE さんというマダムの教え『7 things not to wear in Paris(パリ旅行で身に着けるべきではない7つの物)』が、面白くわかりやすかったので、紹介します。
特に、
5. No Heavy Makeup ・・厚化粧はダメ
6. No Sportswear (No Neon Color) ・・明るいネオンカラーのスポーツウエアはダメ
あたりは、日本人が気をつけたほうが良さそうなポイントですね。パリでは、露出が少なく落ち着いた服装、そして上品な印象を求められていることを感じます。
私は今回、防寒対策&雨具としてモンベルのアウターを持っていきましたが、基本的には、緊急時の使用にしたほうがよさそうです。
フランス人は10着しか服を持たない
流行した本「フランス人は10着しか服を持たない」。とっても面白かったです。
特に印象に残っているのは、下記。
- すっきりとしたクローゼット
- 厳選されたよい持ち物で、シックに装う
- 家の中でもパジャマでうろうろしない(自分の部屋の中だけ!)
- 家庭の夕飯でもフルコース。デザートまでママの手作り。
我々日本人とは、価値観や環境の違いはあるのだろうけれど、丁寧な暮らしがうかがい見え、とても興味深かったです。
この本を読んで、私も、ミニマルワードローブを実現するために頭を使い、似合う服は何かを勉強して、少しづつ近づくことができているかな?、と思っています。
パリでは、街歩きを楽しみながら、パリジェンヌの着こなしや醸し出される雰囲気を、猛烈にチェックしてきたいと思っています!
まとめ
- トップス3着、ボトムス3着+上着で無限のコーデが可能
- 旅行用に服を買うのはもったいない、家にある厳選着回しアイテムを活用する
- 手持ちの服が少なければ、旅行用の服選びもあっという間
- パリでは、スポーツアイテム(ネオンカラー)はNG!シックで上品に。
来週からのヨーロッパ旅行、何を着ていこうかなあ?パリに行くし、ちょっと気を使うなあ。少しキレイ系にできればなあ。
長期天気予報で最高気温20℃予測だったのに、一週間前になったら30℃になってるよ。厚手のジャケットは必要なさそうで、よかったけど、暑そうだなぁ。