私は豆が大好きで、食べるのはもちろん、料理するのも大好きです。
ブログのタイトルの豆通信(BeanPress)も豆好きからつけたもの。
そんな豆好きの私にとっても、特に大好物なのが、ぜんざい。甘くて暖かくて、心からほっこりしますよね。
小さな頃から家族で食べて親しんだ、日本古来の料理。お餅を食べる年末年始には必ず手作りで準備します。
プロのレシピをアレンジし、甘さ控えめで簡単に美味しくできる作り方をご紹介します。
どんな鍋で煮るの?
私の場合、ル・クルーゼの鍋です
普段から豆を煮るときは、ル・クルーゼの鍋 を愛用しています。なんだか美味しくできるような気がしています。
この鍋で、豆をコトコト煮る時間を楽しんでいます。
豆を煮る意外にも、ご飯を炊いたり、家族で鍋をしたり、普段から毎日のようにフル活用しています。
今回使った、マルミットの22cmは、2-3人家族に最適なサイズの鍋です。ご飯なら4合たけます。また鍋をするにも最適な大きさです。
材料と作り方
材料
- 小豆 200g(一袋)
- 砂糖 120〜160g(小豆の60〜80%くらい)
- 塩 少々
- お水 大量に
作り方
※調理時間 約3時間(最後の1時間は放置)
- 小豆を洗ってざるで水をきり、鍋に入れてたっぷりの水を入れる。
- 鍋を火にかけて、煮立ったら、小豆ざるにあげて、煮汁を捨てる。
- 鍋に小豆と1リットルのお水を入れて、火にかける。
- 煮たったら弱火にして、15分ほど煮る。
※この間、アクがたくさん出るので、アクをとり、水を加えを繰り返し、綺麗な煮汁に小豆が浸っている状態をキープする。 - 再び煮汁を捨てた後、鍋に小豆と400mlのお水を入れて、火にかける。煮立ったら弱火にして、1時間ほど煮る。
※お湯が少なくなってきたら水を加えて、豆が常に煮汁に浸っている状態をキープする。 - 小豆がやわらかくなったら、砂糖と塩を加えて混ぜ、弱火で5分ほど煮る。
- フタをして1時間ほど放置した後、食べる直前に温める。
圧力鍋があれば時短になるでしょう
普通の鍋で作りますので、しっかり時間がかかってます。
もし、圧力鍋があれば、圧力鍋を使うと時短になります。
普通の鍋では、ステップ5で、1時間煮ますが、圧力鍋では、蒸気が出てから20分煮て、あとは圧力が抜けるのを待つだけです。水は気持ち、多めにした方が良いかもしれません。
完成!
温めたぜんざいに焼いたお餅を入れて、さあ召し上がれ〜。
やっぱり手作りは美味しいし、DNAに組み込まれているというか、とっても懐かしくてほっとします。
今回私は、砂糖の量を150g弱にしたのだけれど、市販の甘さの半分くらいに感じました。
缶詰でも甘さ控えめにできる
無糖のゆであずきからつくる(缶詰やレトルト)
いつも小豆から煮たいけれど、正直、時短ですませたいときのほうが多いわ
甘さ控えめのぜんざいを作りたいけれど、豆から煮るのはちょっと大変だな、、という場合は、無糖のゆであずきを使うと簡単です。缶詰やレトルトなど、いくつかの商品があります。
ゆであずきは、上記ステップの5までは終わっている状態なので、あとはステップ6以降の、お好みの量のお砂糖と少々のお塩を入れて5分ほど煮て、休ませて味をなじませるだけです。
すごく簡単ですね!
マメ情報
「ぜんざい」と「おしるこ」って何が違うの?
実家の長野では「ぜんざい」とは言わなかった。「おしるこ」だったよ。
長野市出身の旦那さんは、東京に来るまで、「ぜんざい」を知らなかったそうです。
今回調べて初めて知りましたが、私が作っているのは、関西でいう、粒あんを用いた汁物=「ぜんざい」でした。ちなみに私は、長野県の隣の岐阜県出身です。
ちなみに、関西のぜんざいは、丸餅を入れるそうですが、岐阜県では丸餅でなく角餅でした。
関東地方では汁気のない餡そのものを「ぜんざい」と呼ぶが、関西地方では粒餡を用いた温かい汁物を「ぜんざい」と呼び、漉し餡を用いた汁物は「汁粉」と呼び分ける
ウィキべディア
魅惑のご当地ぜんざい
冷製にも!沖縄ぜんざい
ちなみに沖縄では、金時豆を使ってぜんざいを作り、夏は冷やしてかき氷などにかけて食べるそう。冷蔵庫に入っている、家庭の味だそうです。
ぜんざいが冬だけでなく、夏も楽しめることを初めて知りました。ぜひ、夏になったら作ってみたいです。
伊勢に行ったら絶対!赤福ぜんざい
伊勢神宮の内宮にある、赤福「内宮前支店」でいただいた、赤福ぜんざいが忘れられません。
1月の寒い日、まるで時代劇の中にいるかのような、昔ながらの座席に腰掛けて、温かいぜんざいをいただきました。何代か前の先祖もこんな風に楽しんだのかな、などと思いを馳せながら・・。
心身ともに癒される最高の一杯でした。
冬の間の期間限定ですが、夏には別の店舗で、”冷やしぜんざい” が提供されているそう。
ぜひ、伊勢参りの後に、味わっていただきたいです。
参考:伊勢名物 赤福 「赤福ぜんざい」(店舗限定・冬季限定)
気になるカロリーは?
大好物だからこそ、カロリーが気になる!糖質たっぷりだろうし。。
大好きだけれど、どう考えてもカロリーや糖質が多そう・・ヘルシーに、体型を維持する生活をするためには、普段から食べる(べき)ものではないことは感覚的にわかります。
そこで、お世話になっている ”あすけん” で調べてみました。
ぜんざいのカロリーと糖質(お椀1杯+お餅1個)
- カロリー:266kcal
- 炭水化物(糖質):55.7g
カロリーだけ見ると、そこまでではありませんが、糖質がすごく多いですね。
一方、ゆであずきだけだと
ゆであずきのカロリーと糖質(1人前/30g)
- カロリー:64kcal
- 炭水化物(糖質):14.7g
と、グッと減るので、お砂糖の量を減らしたり、お餅を麦やオートミールに置き換えれば、ヘルシーなぜんざいが出来そうです。
これなら朝ごはんにも食べられそうですね。
まとめ
- ぜんざいは手作りすると甘さ控えめにできる
- 小豆から煮なくても、ゆであずきの缶詰やレトルトを使えば簡単
- 沖縄ぜんざい、を作れば夏でも楽しめる♪
- お砂糖の量とお餅の置き換えで、カロリーと糖質控えめにできそう
お餅の食べ方といえば、ぜんざいが一番好き!
市販のぜんざいは少し甘すぎると思うから、甘さを控えめにして作ってみよう。